保健師、看護師、准看護師による療養上の世話については、医療費控除の対象になります。また、これらの人以外の人に療養上の世話を受けるために支払った費用についても、医療費控除の対象になります。
これらは、自宅であっても病院であってもどちらでも構いません。
したがって、例えば、家政婦に在宅療養の身体障害者の療養上の世話を依頼したというような場合の費用も、医療費控除の対象になります。
ちなみに、療養上の世話というのは、実際には本当に療養上の世話の費用なのか、それとも単なる家事手伝いなのかは、領収書だけではわからないものです。
なので、確定申告の際の医療費控除手続をスムーズにさせるということから、厚生労働省は市町村等に一定の証明書を発行するように要請しています。
この証明書というのは、ホームヘルパーを派遣する在宅介護サービスを行っている事業者等が、患者名、傷病名、介護内容、介護費用等を記載して交付することになっています。 |