そもそも介護老人保健施設というのはどのように位置づけられているのでしょうか、、、

介護老人保健施設というのは、病状が安定期にあって、主治医が次のサービスを受ける必要があると認めた要介護者に、そのサービスを行うことを目的とする施設で、都道府県知事が認定したものをいいます。

■看護
■医学的管理下における介護
■機能訓練その他必要な医療
■日常生活上の世話

介護老人保健施設というのは、医療法上の「病院」や「診療所」ではないのですが、健康保険法などを除いた医療法以外の規定では、原則として「病院」や「診療所」に含まれることとされています。

よって、介護老人保健施設の施設サービス費にかかる自己負担額と個室などの特別室の使用料※については、医療費控除の対象になります。

※診療や治療を受けるためにやむを得ず支払うものに限られます。

指定介護療養型医療施設というのは、要介護者※1に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理下における介護その他の世話、機能訓練その他必要な医療を行うことを目的とする療養型病床群等を有する施設のことで、都道府県が指定したものをいいます。

このように、指定介護療養型医療施設は、「病院」や「診療所」にあたります。

よって、施設サービス費にかかる自己負担だけでなく、個室等の特別室の使用料※2についても、医療費控除の対象になります。

※1主治医が上記のサービスを受ける必要があると認めた場合のみです。
※2診療や治療を受けるためにやむを得ず支払うもののみです。